「気分が落ち込む」「何をしても楽しくない」といった心の症状だけでなく、うつ状態では体にもさまざまな不調が現れることがあります。
たとえば、
・眠れない、途中で目が覚める
・朝起きるのがつらい
・体が重く、疲れが取れない
・食欲が落ちる
・頭痛や肩こりが続く
・動悸や胃腸の不調がある
などです。
これは、ストレスや睡眠の乱れなどによって、脳や自律神経、ホルモンなど体を調整する仕組みに変化が起こることが関係していると考えられています。
鍼灸では、首や肩、背中などの緊張をやわらげたり、心地よい刺激によってリラックスしやすい状態をつくったりすることで、睡眠や体のだるさなどの改善を補助することがあります。
また、鍼の刺激は神経を通して脳や自律神経系に伝わるため、ストレスに対する体の反応についても研究が行われています。
ただし、うつ病は「気持ちの問題」ではありません。
強い落ち込みや意欲低下が続く場合には、精神科や心療内科などで適切な診断・治療を受けることが大切です。