肩こりは、なぜ揉んでもすぐ戻るの?

2026年09月10日 15:21

肩だけを揉んでも改善しにくい理由

肩がこると、つい肩を揉んだり、マッサージを受けたりしたくなります。

その場では「楽になった」と感じても、数時間後や次の日には、また元のように重くなってしまうことも少なくありません。

これは、肩こりの原因が「肩の筋肉が硬いこと」だけではない場合があるからです。

長時間のデスクワークやスマートフォン、同じ姿勢が続くことで、首や肩の筋肉には負担がかかります。

さらに、猫背や巻き肩、肩甲骨の動きの悪さなどがあると、肩周辺の筋肉は常に引っ張られたり緊張したりする状態になります。

この状態で肩だけを揉んでも、一時的には筋肉がゆるみますが、姿勢や体の使い方が変わらなければ、また同じ場所に負担がかかってしまいます。

また、肩こりには自律神経や血流も関係しています。

仕事や家事、ストレスなどで体が緊張していると、交感神経が働きやすくなり、筋肉にも力が入りやすくなります。

筋肉が緊張すると血流も悪くなり、重だるさや痛みを感じやすくなることがあります。

そのため、肩こりを改善していくには、肩だけを見るのではなく、

・首や肩甲骨の動き
・背中や腕の筋肉
・姿勢
・血流
・自律神経の状態

なども含めて、体全体をみていくことが大切です。

鍼灸では、肩の硬くなっている筋肉だけでなく、首や背中、腕など関連する場所にも刺激を行い、筋肉の緊張や血流、自律神経の働きを整えていきます。

「揉んでもすぐ戻る肩こり」は、肩以外のところに原因が隠れているかもしれません。

慢性的な肩こりでお悩みの方は、痛いところだけではなく、なぜそこに負担がかかっているのかを考えることが大切です。

記事一覧を見る