鍼やお灸の刺激が「体の回復力」に働きかける理由

2026年08月28日 10:02

鍼灸は痛いところだけに働く治療ではありません

鍼やお灸というと、「肩こりや腰痛にするもの」というイメージを持たれている方も多いと思います。

しかし、鍼やお灸による刺激は、皮膚や筋肉にある感覚受容器から神経を通って脊髄や脳へ伝わります。

その刺激によって、

・筋肉の緊張をやわらげる
・血流を促す
・痛みを感じにくくする仕組みが働く
・自律神経の働きを調整する

など、さまざまな反応が起こると考えられています。

さらに最近では、鍼灸刺激と「免疫」の関係についても研究されています。

その一つが、体を守る免疫細胞である「マクロファージ」です。

マクロファージには、細菌や異物、傷ついた細胞などを処理するだけでなく、炎症や組織の修復にも関わる重要な役割があります。

鍼やお灸による刺激が、神経や血流などを介して、マクロファージを含む免疫細胞の働きに影響を与える可能性も研究されています。

鍼灸は単に症状を一時的に抑えるだけではなく、血流や自律神経など体全体の状態を整えながら、本来備わっている「回復しようとする力」が働きやすい状態を目指す治療です。

肩こりや腰痛だけでなく、疲れが取れない、自律神経の乱れを感じるなど、さまざまな不調に対して体全体からアプローチしていきます。

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