更年期障害

2022年12月22日 10:54

のぼせと冷え

のぼせとは顔がほてる・頭がのぼせるなどの自覚症状を指し、冷えとは背腰部、四肢など身体の一部分が特に冷たく感じる訴えを指します。俗に冷えのぼせといわれる両方の訴えを合わせ持つものもあります。いずれの症状も原因疾患があって起こってくる場合とそうでない場合とがあります。のぼせを起こす原因疾患には多血症、カルチノイド症候群、上大静脈症候群などがあり、冷えの原因疾患には貧血症のほか大動脈炎症症候群、レイノー病、バージャー病などに代表される四肢動脈系の血管障害があります。原因のはっきりしないのぼせや冷えは婦人の多くみられ、更年期障害に伴う自律神経の乱れに由来するといわれます。このほか心因性のものもあります。
1.更年期障害
閉経期の内分泌異常に伴う自律神経の機能異常により、局所の血管調節が乱れ、局所の血流が多くなったり、妨げられたらりして症状を起こします。のぼせでは顔面紅潮や発汗がみられ、冷えでは触ると局所の冷感、目視で皮膚の蒼白などがみられます。

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