巻き肩

2025年12月04日 09:49

📌「スマホ巻き肩」が起こる本当のメカニズム

スマホを見続けていると、自然と
• 肩が前に入る
• 背中が丸くなる
• 首が前に出る

この姿勢が続きます。

この姿勢が続くと…

➤ 大胸筋・小胸筋が縮んで固まる

(胸の前がギュッと短縮)

➤ 肩甲骨が外側・前方にずれる

(=巻き肩=肩甲骨の “翼状化” の軽い状態)

➤ 菱形筋・僧帽筋が常に引っ張られ、疲労・コリ発生

こうして巻き肩が定着します。



📌巻き肩が呼吸を浅くする理由

✔ 胸郭が開かなくなる

→ 息を吸う時に肋骨が持ち上がらない

✔ 横隔膜が十分に動かない

→ 呼吸が浅く、すぐ疲れる

✔ 酸素不足で倦怠感・集中力低下

実際、患者さんが
• 「呼吸が浅い」
• 「すぐ息苦しい」
• 「疲れやすい」
• 「胸がつかえる感じ」

と訴えるのは巻き肩の典型的症状です。



📌巻き肩は肩こりだけでなく “全身不調” の原因

巻き肩=肩甲骨がズレている状態なので以下が起こります👇

🚫 頭痛

(僧帽筋上部の過緊張)

🚫 眼精疲労

(前傾姿勢で目の筋肉が常に緊張)

🚫 首こり・寝違え

(胸の短縮→首への負担UP)

🚫 自律神経の乱れ

(呼吸が浅くなる → 交感神経優位)

🚫 腕の痺れ

(小胸筋が腕神経叢を圧迫)

全部理由が説明できます。



📌ストレッチだけでは不十分な理由

ストレッチは良いけど、実際の臨床では…

❌ “巻き肩姿勢の癖” が直っていない


いくら伸ばしてもすぐ戻る

❌ 小胸筋の短縮が残っていると改善しない

(胸の前を緩めるのが最重要)

❌ 肩甲骨の正常な動きが戻らないと再発

はり・きゅうで筋肉の奥の緊張を取ることで改善されます。(特に小胸筋・前鋸筋・僧帽筋)

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