• 新生児期(0〜2ヶ月):
1日あたり 16時間以上 眠ります。授乳のたびに目を覚ましながら、昼夜の区別なく眠ります。
• 幼児期(1〜6歳):
活動量が増えるため、徐々に睡眠時間は短くなり、
1日9〜11時間前後 が目安です。
• 10歳代(小学校高学年〜中学生):
学習・生活リズムが整う時期で、1日8時間程度 になります。
⸻
🧠 解説:なぜ睡眠が大切か?
① 成長ホルモンの分泌
眠っている間に分泌される成長ホルモンは、
・身体の成長
・免疫の維持
・細胞修復
を担っています。特に夜の22時〜2時は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、深い睡眠中に最も多く分泌されます。
⸻
② 自律神経の発達
睡眠は交感神経(活動)と副交感神経(休息)の切り替えを整える訓練の時間。
睡眠不足になると、落ち着きがなくなったり、疳の虫や夜泣きが出やすくなります。
🪡 小児はりではこの「自律神経の調整」を助けることで、睡眠リズムを整える効果が確認されています。
⸻
③ 脳の記憶定着と情緒の安定
眠っている間に、日中の経験が記憶として整理されます。
また、睡眠中はセロトニンやメラトニン(リラックスホルモン)が活性化し、
不安や緊張をやわらげ、情緒が安定します。
⸻
🌙 睡眠の質を高めるポイント
1. 寝る前1時間はテレビやスマホの光を避ける
2. 部屋を少し暗め・静かに保つ
3. 入眠前に「なではり」などで副交感神経を高める
4. 毎日同じ時間に眠るリズムをつくる