🕒 1. 子どもがじっとできないけど大丈夫?
→ A. 施術の時間は5〜10分ほどで終了します。
小児はりは赤ちゃんや幼児など、集中力の短い子を対象にしているため、施術時間は非常に短く設定されています。
また、抱っこしたままや、遊びながらでも可能で、じっとしていなくても問題ありません。
🔸 ポイント:
• 施術の目的は「軽い皮膚刺激」で自律神経や血流を整えること。
• 刺激は短時間でも十分に脳と全身の神経に反射的作用を及ぼします。
• 逆に長時間の刺激は、敏感な小児には負担になるためNG。
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🧠 2. なぜ小児はりで症状が改善するの?
→ A. ツボ刺激によって自律神経を整えます。
ここが小児はりの核心部分です。
皮膚への軽い刺激が、迷走神経や交感神経、副腎系、脳幹部などに作用し、全身の恒常性を回復させます。
🔸 生理学的メカニズム:
• 皮膚表面には「C触覚線維」という温かい・やさしい刺激を感じる神経があります。
• 小児はりでこの線維を刺激すると、脳内のオキシトシンやセロトニン分泌が促され、心身がリラックス。
• 結果として、自律神経(交感・副交感)のバランスが整い、夜泣き・疳の虫・便秘・アトピーなどの改善につながります。
🔸 東洋医学的には:
• 「気の滞り」を流し、「肝(かん)・脾(ひ)・肺(はい)」の働きを調和させる。
• 体質改善と情緒の安定の両方に働くのが特徴です。