小児はり

2025年10月22日 13:02

🧒 小児はりの対象症状とは

• 夜泣き・夜驚症(やきょうしょう)
→ 自律神経の未発達による「交感神経の過緊張」や「睡眠リズムの乱れ」を整える効果があります。
はり刺激により副交感神経が優位になり、安眠・情緒の安定を促します。
• 情緒不安定・疳の虫(かんのむし)
→ 幼児の「怒りっぽい」「キーキー声を出す」「かんしゃく」などは、肝(かん)のエネルギー過剰=“肝気上逆”の状態。
小児はりで「肝気を鎮める」ことで落ち着きが戻ります。
• チック症・夜尿症
→ 自律神経と脳神経のバランスを整えることで、運動神経の興奮や排尿リズムの調整が期待できます。
• 乳吐き・食欲不振・便秘・下痢
→ 胃腸が未熟な幼児に多い症状。小児はりでは「脾(ひ)」の働きを整え、消化吸収力を高めます。
• 鼻炎・ぜんそく・アトピー・アレルギー体質
→ 免疫と関係の深い「肺」「皮膚」「大腸」の気血バランスを整える。
自然治癒力を高め、炎症反応を鎮めます。
• ストレスや神経過敏
→ 自律神経系・副腎ホルモン系(コルチゾール)を整え、ストレス耐性を高める作用があります。



💡 医療的検査で異常がないけれど不調が続く場合


「医療機関を受診しても原因がわからない」
「疳の虫と言われた」
「薬を飲ませる前に他の方法を試したい」

そんなときに最も適しているのが小児はりです。

これは、体の“未発達な神経や気の流れ”を整える治療であり、薬では届かない領域(情動・自律神経・ホルモン・免疫)に優しく作用します。



🌱 まとめ

小児はりは、
• 刺さない・痛くない
• 自律神経・免疫・内分泌を整える
• 成長・情緒・体質改善に寄与する

という「全人的な発達サポート療法」です。
特に夜泣き・疳の虫・アトピーなど、西洋医学では“様子を見ましょう”と言われがちな症状に非常に有効です。

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